心理学小話
- 里美 倉持
- 5月23日
- 読了時間: 2分
少し心の理解を深めるきっかけになるといいと思い、今回は心理学のお話を掲載しようと思います。
心理学というと、みなさんは何を思い浮かべますか?
カウンセリング?深層心理テスト?心を読み解く学問?
さまざまなイメージがあると思います。
実は…学問的なお話で言うと、心理学とは、
「心と行動を研究する学問」のことを言います。そして文系の様に思われがちですが、
数学、統計などで計算が必要となる、理系的要素も含まれている学問なのです。
心理学のルーツは哲学にあります。
17世紀にフランスの哲学者デカルトが、「生得説」を提唱しました。
「人の能力・特徴は産まれながら」という考え方で、遺伝をはじめとした生得的要因が個体の発達に強く影響を与えるという説です。
後に19世になると、ドイツの生理学者ヴントが大学に心理学実験室を開設しました。これをきっかけに哲学の一領域から「科学」としての心理学に変化していきました。
現代になり、「行動の裏にある心を考えるべき」という考え方が台頭してきました。これが認知心理学という分野になります。人がどのように対象を見ているのかを明らかにする認知心理学は、人間の心のメカニズムの解明に不可欠の学問です。
少し長くなりましたが、心理学の成り立ちを簡単にお話しました。みなさんの持つイメージが少し変わったのではないでしょうか。
心は科学で成り立っている、と考えながら、ご自身の心やお子さんの心を読み解いてみると、少し違った見方で心を捉え、心を理解できるきっかけになるのではないかなぁと思います。
今回は心理学をテーマにお話を掲載しましたが、また気ままに小ネタを投稿していけたらいいなあと思っています。次回の投稿まで、しばしお待ちください★
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