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ABA(応用行動分析学)に基づいて

  • 執筆者の写真: 里美 倉持
    里美 倉持
  • 7月16日
  • 読了時間: 2分

ABA(応用行動分析学)という言葉はご存じでしょうか?

行動の原因を環境との相互作用から分析し、望ましい行動を増やし、望ましくない行動を減らすための科学的なアプローチのことを言います。

行動はその人の内面的なものだけでなく、周囲の環境や状況にも影響を受けます。どのような状況で行動がおこり、その結果どうなるのかを分析することで、行動の法則を見つけ出します。

ABAを知るにあたり、2つのキーワードがあります。

1つ目は三項随伴性というものです。ある行動が起こる前後の状況(先行条件、行動、結果)を分析し、行動を理解する枠組みのことを言います。身近なことで考えてみると、例えば…【部屋が散らかっている(先行条件)→子供が部屋を片付けない(行動)→親に叱られる(結果)】

という感じです。逆もありますね。【部屋を片付けたら、親に褒められた。】などなど。

応用行動分析学では、このことを枠組みを用いて行動を捉えます。行動の先行条件と結果についての情報を集め、問題行動の理由・目的を推測し、介入計画を立てます。このように理論立てて芯を捉えてみると、実はその行動がとても単純な理由でスタートしていることがわかったりします。

2つ目のキーワードは、強化というものです。強化とは、ある行動を増やしたり、維持したりする働きのことをいいます。強化には2種類あり、「正の強化」と「負の強化」です。

正の強化とは、ある行動のあとに良い事が起こることで、その行動を増やそうとすることです。例えば…【犬にお座りを教えるのに、できたら誉め言葉と一緒にご褒美をあげる】、【テストでいい点数を取ったら、褒められてご褒美がもらえた】、などが身近な例です。

負の強化とは、不快な刺激を取り除くことで、その行動を増やすことをいいます。例えば…【不快な音がするからヘッドホンをして、音を遮断する】、【雨の日に濡れて不快なため、傘をさして雨に濡れないようにする】、などの例があります。


いかがでしたでしょうか。この子のこの行動がどうして起きているのかを三項随伴性を使って分析し、では、どうしたらこの行動が減らせるのか、またはよい行動が増やせるのか、強化をつかって伸ばしていく。こんなことを子育てのほんの一部にでも取り入れてもらえると、すこーしご家族の心が軽くなったり、お子さんへの対応が余裕を持ってできたりしませんか?


では、、今回はこれにて!また気ままに投稿させていただきます☆

 
 
 

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